障害者就労継続B型施設における在宅就労システムの導入について

障害者就労継続B型施設における在宅就労システムの導入について
2021/05/07 金沢QOL支援センター

 

「福祉が地域を支える社会の実現」(〜障がいをもった方、介護が必要な高齢者の方、病気を患った方、どんな方でも支えられる側ではなく、支える側に。)のビジョンのもと、弊社では就労継続支援事業所B型(リハスワーク、リハスファーム)で新しいスタイルでの社会参加を創造・拡大していくために、「在宅就労」支援システムを導入し、サービスを開始いたしました。

 

【背景と弊社の思い】
障害をもつ方の中には、働ける能力を持ちながらも、移動の困難さなどの要因から就労に制限をきたしているケースが多々あります。また、心身状態や環境の影響により移動が困難になるケースも見受けられます。
このように、今まで「通所ができない」といった理由で就労を諦めていたご利用者様に対しICTの活用により在宅での就労訓練を提供することによって、障害があっても就労を継続できるということを実現していくことが望まれています。
こういったご利用者様の状況とその,思いに応えるべく、私たち金沢QOL支援センター株式会社では2021年4月より就労継続B型施設における在宅就労支援を開始いたしました。既に2021年5月現在、10数名の方がご利用されています。

 

【業務の具体的な流れと特徴】
まずは、事業所より自宅に支援スタッフ訪問させていただきます。

①自宅で行う生産活動を1/週に運搬しつつ、面談いたします。
②1週間後、訪問時に成果物を支援員が確認。同時に利用者のアセスメントを実施いたします。

リハスワークではご利用者様主体をモットーに個々に応じた作業内容と詳細なアセスメントを行っております。

また、在宅での一日の作業は以下のサポート体制によりお支えしています。

  1.開始時にはzoom又は電話にてその日のご体調等を直接職員が確認いたします。
    2.12回以上連絡の機会を設けて、作業の進捗や不明点をその場で解消しています。
    3.終了時には作業日報を提出してもらい、翌日以降の支援につなげていきます。

 ※終了時、必要に応じて体調、気分等についてヒアリングを行います。

ご利用者様からも、タブレットとWi-Fi支給によって、朝礼、終礼、途中経過などズームでチェックインする事により孤独感がなく臨場感があってモチベーションにもなる」と喜びのお声をいただいております!

 

【緊急時の対応について】
在宅訓練中の事故・急変等の発生時にも次の通り対応させていただくことによって、ご利用者様とそのご家族様のご心配にしっかりとお応えいたします。

金沢QOL支援センター株式会社では、B型事業所の就労だけでなく、就労移行事業就労移行支援においても遠隔を用いて在宅訓練事業をスタートいたしました。これからもご利用者様お一人お一人を大切に、福祉・医療が一丸となって「はたらく」を支援してまいります。

※在宅就労支援の要件とご利用対象者は、在宅でのサービス利用をご希望の方で、その支援効果が認められると市町村が判断をしたご利用者様です。

※具体的な判断要素(通所の困難性や在宅での事業実施の妥当性等)については最寄りのリハスにご相談いただくか、お住いの自治体にご確認ください。

 

【本件に関するお問い合わせ】
 金沢QOL支援センター株式会社 
石川県金沢市西泉1丁目149‐1 スパーテルM1ビル 
電話:076-220-7257

 

 

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